2013年01月のメルマガ
2013年01月のメルマガ
顎関節症テクニックセミナー 日本自律神経研究会 No.74
配信日:2013.01.31
こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。
2日前にメルマガをお送りしたばかりですが、本日は顎関節症セミナーの公開日なので案内をさせて下さい。
4月から月に一回、第4水曜日に、顎関節症テクニックセミナーの初級コース(3回)と中級コース(3回)を開催します。
咬み合せや顎関節症が、うつ病や自律神経失調症だけでなく肩こりや腰痛にも関係するのは
既にご存じの方も多いでしょう。
そこで咬み合せや顎関節症を改善させることがいかに有利であるかを考えてみて下さい。
ご興味ある方はこちらをご覧ください。
日本自律神経研究会 代表 鈴木直人
これからの治療家の姿 日本自律神経研究会 No.74
配信日:2013.01.29
こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。
鈴木は「時代にそった治療家の理想の姿」というものがあると思っています。
ソマティック・カウンセリングセミナーでも行いますが、この姿は今のところ以下のような3種類あります。
治療家1.0 レスキュースタイルの治療家
昔堅気の「助けてやる」という意識の治療家です。
正しいのは治療家。治療家の知識や経験、又は科学を絶対とする「理」で治療を行う方。
治療家2.0 ヘルプスタイルの治療家
患者さんを主体とし、患者さんの価値観や気持ちを受け止める「情」で治療を行う方。
治療家3.0 両者を使い分ける治療家
患者さんの状況により、「理」と「情」を使い分ける治療家。
スタッフの育成などもそうですが、理と情を使い分けなければ、治る患者さんも少なくなってしまいます。
「理に情を添えて」といったのはあの松下幸之助さん。
「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。」
といったのはあの山本五十六 元連合艦隊司令長官。
治療家3.0といいつつも、別に新しいことではなく、実は昔からそのようにすると効果があると言われていることなのです。
ではなぜ今頃になっていうのか。
それは昔から言われていることでも、多くの人がやってこなかったからです。
なぜやらなかったのか…。
それは自分が楽だからです。
人はあるパターンを持っています。
理の人は理のパターンを持っています。だから理を使うのは楽なのです。
上の人は上のパターンを持っています。だから情を使うのは楽なのです。
2月10日11日で行うソマティック・カウンセリングセミナーは、この「理と情を使いこなす」ことも行います。
体と心の統合がいわれていますが、実は理と情の統合も重要なのです。
心と体の両方を観られる治療家になるためのソマティック・カウンセリングセミナーが始まる。
日本自律神経研究会 代表 鈴木直人
「見る」から「観る」の時代に 日本自律神経研究会 No.73
配信日:2013.01.22
こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。
あなたは、一月からの新しい目標などを立てていますでしょうか。
ところで、妙な質問をします。
物事、人、その他を 「見る人間」と「観る人間」。
はたしてどちらがいいのか?
「はぁ?」という感じでしょうが、うつ病や自律神経失調症の患者さんに対応するのに必要なことなのでご覧ください。
見る と 観る。
定義は色々とあるでしょうが、鈴木の感覚では
「見る」とは、一点を集中してみること。
「観る」とは、全体をくまなくみること。
例えば…
目標に向かって突き進めるのは、目標を見ているから。
見るとは、良くいうと、ぶれずに目標に進んでいる。
悪くいくと、目標にとらわれていること。
観るとは全体を見ているので、目標も見ているが周りも見ている。
良くいくと視野が広い。
悪くいうと目標から外れることもある。
激動で混乱期を迎えている現代は、どちらがいいのでしょうか。
価値観で色々とあるでしょうが、鈴木は明らかに「観る」ということが重要だと感じています。
世の中が安定している時は「見る」でよかった。
周りを見ているより、目標だけを見て突き進んでもいい。
なぜなら、安定期は多くの出来事はパターン化しているので、目標だけ見ていても変化を予測でき、また対応もできました。
しかし、今の時代は目標だけを見ていたら、確実に変化に対応できなくなる。
そのため、全体を肌で感じるために「観る」ということが重要なのです。
実は、これは患者さんに対しても同じことが言えます。
昔は患者さんの症状だけを見ていればよかった。
しかし、現代はそれだけでは対応できない患者さんも多いのです。
「患者さんを観る」
実は今に始まったことではありませんが、特に現代の治療家には、この「観る」ということがとても重要と鈴木は考えています。
患者さんの症状だけではなく、その患者さんの行動背景や意識、社会的環境、更に時間軸での心や体の変化など、多岐にわたって患者さんを観る必要が出てきています。
言語化すると「なんだ、そんなことか。そんなの分かっているぞ」と思われる方もいるでしょう。
しかし、重要なのは言語化できない「観る」という部分です。
そして観るというのは、体と深い関わりがあるのです。
2月に行う 『ソマティック・カウンセリングセミナー』 では、「患者さんを観る」ということも行います。
実は患者さんをみるのも
時代をみるのも
経営をみるのも
この観るというのが重要なのです。
だからといって「見る」がいらないのかというとそんなことはありません。
見るは見るで必要なのですが、「観る」の方がこれからの時代は活躍するでしょうというお話です。
心と体の両方を観られる治療家になるためのソマティック・カウンセリングセミナーが始まる。
日本自律神経研究会 代表 鈴木直人
「腰痛にストレス関与」という記事の裏側 日本自律神経研究会 No.72
配信日:2013.01.08
あけましておめでとうございます。
日本自律神経研究会の鈴木直人です。
今年もよろしくお願いします。
さて、今年はどんな年になるのでしょうか。
阿倍さんに変わって株価は上がっていますが、実体経済に何かいいことが起こっているわけではありませんので、今後の経済状況が心配であることは変わりません。
その株価が上がっていると浮かれている年始の新聞の端っこに、こんな記事が載っていました。
「腰痛にストレス関与」
日本整形外科学会と日本腰痛学会は30日までに、腰痛の発症や慢性化には心理的なストレスが関与しており、画像検査などでも原因が特定できない腰痛が大半を占めるとの診療ガイドラインをまとめた。
~以下省略~
うつ病や自律神経失調症に関わっている我々からすると、何をいまさらといった感じですよね。
腰痛で整形外科に行って、レントゲンを撮り、牽引して、電気をかけて、シップ貼ってもらって…
ということをやっても腰痛がよくならないことは多いです。
しかし、我々のような代替療法のところに来て、骨盤を整えたり、背骨を治したり、気の流れをよくしたり、色々な治療でよくなる人は多いです。
でもあなたもちょっと考えてみて下さい。
本当に骨盤を整えたり、背骨を治したり、気の流れをよくしたりしたことで、整形で治らなかった腰痛が治ったのでしょうか。
確かにその要因もあるかもしれませんが、そもそも治療院は…
整形外科よりも実際の治療に時間をかけてくれて、
整形外科よりも先生が患者さんの近くにいて、
整形外科よりも患者さんの話をよく聞いてくれて、
整形外科は一対多数だけど治療院は一対一のところが多いでしょう。
この状態ですと患者さんは整形よりも「大事にあつかわれた」と思います。
すると、整形外科よりも我々の方が患者さんのストレスの緩和に役立っていることはほぼ間違いありません。
すると…
骨盤を整えたり、背骨を整えたり、気の流れをよくしたりなども大切ですが、患者さんの心理的ストレスの緩和をしてあげることが非常に大切になっています。
自費診療だと整形と比べた場合に、それが優位であるということだけともいえます。
そのため、自律神経の調整ができない治療家であっても、患者さんとのコミュニケーションを重視し、一生懸命に治療すれば、整形外科よりも患者さんの心理的ストレスを解消させるために役に立っていたのです。
そのため、整形で治らない腰痛が治っていたという症例も少なくないでしょう。
このことは今まで何度も鈴木が言ってきたことですが、整形外科学会も、もう認めるしかないほどのデータが集まってしまったのでしょう。
ということで、我々のような自律神経をあつかう治療院は有利です。
と、ならないのが現実です。笑
整形外科学会がこれをガイドラインとしたことは大きなことでしょう。
そして、頭のいい動きの早い整形医ならば既に対応しているでしょう。
また、頭が良くなくてもある程度の知識がある人はこれから対応しはじめるでしょう。
つまり、整形外科も心理的ストレスを考慮にいれた診療体系に変わってくるはずです。
私が整形外科医院を経営していたら必ずそうします。
ということは、我々と整形とで、ターゲットがかぶってくる可能性が出てきます。
もちろん、整形はメリットとデメリットの両方を含む保険診療というものを使っていますので、すぐにバッティングするとは思いませんが、それでもいつの日かターゲット層がバッティングする時が来るでしょう。
あなたの治療院の近くの整形の先生が、のんびりしている先生であることを祈っています。笑
そのため、肩こりや腰痛などを相手にしている先生は早く次のステップに行く必要があります。
ではどんなステップかというと、このメルマガですから、うつ病や自律神経失調症に対応できるようになること。
というのが分かりやすいでしょう。
これは心理的なことにもアプローチできるという意味も含まれています。
心と体の両方が大事だというのはもう何十年も前から言われていますが、それができる先生は日本ではまれな存在です。
逆に言うと、心と体の両方をアプローチできれば、日本でも数少ない治療家となれるので、整形がどんなことをしてこようが、同業の先生がどんなことをしてこようが、患者さんは増えることはあっても減ることはないでしょう。
来月2月に鈴木が行う 『ソマティック・カウンセリングセミナー』 は、心と体の両方からアプローチできるようになれる治療家になるためのセミナーです。
治療家としてどのように心にアプローチしていくか。
鈴木が使っている治療家の知識や技術を生かした、治療家らしいカウンセリング手法を身に付けたい方はぜひ参加してほしいセミナーです。
心と体の両方を観られる治療家になるためのソマティック・カウンセリングセミナーが始まる。
日本自律神経研究会 代表 鈴木直人