2009年11月のメルマガ
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どこを治すか? 日本自律神経研究会 No.12
配信日:2009.11.17
こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。
一昨日は、うつセミ(うつ病・自律神経失調症対策テクニックセミナー)の無料体験セミナーでした。
はっきり言って内容が濃すぎでした。
鈴木は性格上、出し惜しみが出来ないので、参加者はお得でした。笑
今回の無料体験セミナーで、今までお話ししていなかったことを話しましたので、あなたにもお伝えしたいと思います。
治療には以下の3通りあります。
- 悪いところを治す
- 悪くなる原因である行動や習慣を治す
- 悪くなる原因である行動や習慣を促す思考を治す
多くの病院や治療院は1を治します。
気がきいているところでも2までです。
多くの場合、3の原因の行動や習慣を促す思考がほったらかしにされています。
なぜ、わざわざ病気になる行動や習慣をしてしまうのか?
それは思考に癖があるからです。
この思考の癖も「うつセミ」では取り上げ、心理療法で編集することもします。
今回は、始まる前の時間を使って「今回のセミナーにどんなことを期待して来ましたか」と質問をしましたが、既に多くのうつ病や自律神経失調症の患者さんが多い治療院も少なくありませんでした。
今後ますます増え続けていくうつ病や自律神経失調症。
対応できるようになれば、他の治療院をしり目に、患者さんを増やすことが出来ますね。
ところで次回の「うつセミ無料体験セミナー」は、24日の午後7:00から9:00です。
次回は参加人数が少ないので、更に濃い内容のセミナーがお伝えできるでしょう。
でも参加者が少ないとちょっとさびしいので、もうちょっと増やしたいと思います。
ご興味のある方はどうぞ。
追伸:
無料体験を通さずに、「うつセミ」に申込まれる方が非常に多いので、無料体験はあまり必要ないのか??? と思っています。
日本自律神経研究会 代表 鈴木直人
健療施術院の朝礼CD発売! 日本自律神経研究会 No.11
配信日:2009.11.16
こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。
昨日は、うつ病・自律神経失調症対策セミナーの無料体験セミナーでした。
ところで、突然ですが、うつ病・自律神経失調症対策テクニックセミナーですが、名前が長いのでこれから「うつセミ」と呼ぶことにします。
昨日のうつセミ無料体験セミナーですが、非常に濃い内容になりました。
どのような内容だったかは次回お知らせいたしますね。
本日は、新教材のお知らせです。
鈴木が色々な顔を持っているのはすでにご存知な方も多いと思います。
この日本自律神経研究会の代表という顔、健療施術院という治療院の院長の顔、ETC治療家戦略研究会の代表という顔など、色々とあります。
今回の教材は健療施術院の院長としての顔を、ETCの教材で販売いたします。
教材名は「健療施術院の朝礼CD」といいます。
鈴木が毎朝行っている朝礼の音声を収録したCDです。
スタッフの教育としてお話ししておりますが、うつ病や自律神経失調症の患者さんにも応用できる話もあります。
日本自律神経研究会 代表 鈴木直人
在校生・卒業生用のメルマガを特別に公開します。 日本自律神経研究会 No.10
配信日:2009.11.02
こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。
本日は、日本自律神経研究会の会員向けに送っているメルマガを特別に公開いたします。
日本自律神経研究会への入会は、コース受講とともに自動的に登録されます。
内要は、在校生や卒業生が質問をしてきたメールに対して、鈴木がどのように変更しているかをお伝えしています。
在校生・卒業生は鈴木にいつでも質問をすることができ、また、その質問に対してどのように鈴木が答えたのかをメールマガジンで公開しております。
このため、会員同士が情報の共有をすることができ、うつ病や自律神経失調症に関わる情報が他院よりも多く得ることが出来ます。
さて、会員のF先生からのご質問です。
うつ病セミナーでお世話になっております、Fです。
症例質問をお願いします。
32歳 女性 既婚
1年前から、回転性めまいがたまに起き、今年の3月に追突事故でムチウチになる。
その後、毎日のように回転性と動揺性(フワフワ)がおきるようになった。
さらに肩こり・だるさ。食事をとるとめまいがおきる。
病院では中枢性前庭障害による循環不良が原因。心療内科などにもいったが、薬を飲むと、かえって気持ち悪くあり、いまは漢方を服用。
事故の保険治療で、ハリに通っているが、1日楽なだけ。
10年前には子宮内膜症があり、月経困難症がある。
自律神経失調症かと思い、母親の友人の紹介で、母親と一緒に当院へ。
首・肩・背中の張りとお腹の緊張が目立ち、首はストレートネックに近い。
座位・立位ともに首を傾げる。まっすぐするようにいっても、また傾げてしまう。
筋肉をほぐした後、首をゆっくり回旋して矯正し、頭蓋と腹足、仙骨ロッキング、起立筋はがしなどを行いました。
その時はすっきりしたようでしたが、その後少し気持ち悪くなり、めまいがした。
2日後、施術後に気持ちわるくなったというので、今回は軽めに首を矯正と腹足以外の治療をしたところ、着替えた後に、また気持ち悪いといってきました。
ただ、気持ち悪いという割には、ケロッとした顔で、顔色も悪くなく、体が前のめりになるわけでもなく、通常通りに歩いて帰りました。
今までは施術後に気持ち悪くなる人はいませんでしたので、これはなんだ?
と思い質問させていただきました。
気になるのが、32歳にもなって、私が質問すると母親が答えることが多い。
食事・睡眠指導をすると、どうやら母親が勘違いで、無理に起こしたりしていたらしく、親を責めるようにみたりと、年齢相応の反応ではないことです。
まだラポールが娘さんと取れていないので、突っ込んだことは聞けていませんが、うつ気味な感はあります。
軽い施術でも気持ち悪くなるのであれば、このまま施術を続けていいのか、循環障害で、血行が良くなるために気持ち悪くなるのか、整体自体が合わないのか、迷っています。
ご指導のほど、よろしくお願いします。
◆鈴木の返答◆
F先生、お疲れ様です。
ある意味重症の方がいらっしゃいましたね。
あくまでも推測ですが…という前提の下でお答えです。
構造的なゆがみは、見てないので何とも言えませんが、斜角筋を緩めて、髄核調整と後頭骨のゆがみを治す必要があるでしょう。
腹足も交えて、軽めで短時間の施術で十分でしょう。
また、食事を取るとめまいがするので、顎関節のゆがみも疑われます。
術後に気持ち悪くなるのは、刺激が強すぎると言うことが考えられますが、F先生は軽い施術を行っているので、これはないでしょう。
この方は、おそらく精神的な問題の方が多いと思われます。
これらはインストラクターコースでお伝えする予定のものですが、説明に必要なのでお伝えします。
まず特徴として、母親と娘の共依存関係です。
おそらく母親は、口では娘に自立を促しているかもしれませんが、無意識化のメッセージでは「私から離れないで」と言っている可能性が高いです。
例として「この子は私がいないと自分の意見も言えないんです。
いつも言いなさいって言っているんですけど…」と言いつつ、母親が娘さんより先にしゃべってしまうというような行動などこれに当たります。
この患者さんはおそらく子供の時に母親から、「●●ちゃんは、××なのよね~」というようなコミュニケーションをされていた可能性が高いです。
このようなコミュニケーションはミスティフィケーションと言い、多用されると自分の意見を持つこと、自分の気持に触れることを自ら禁じてしまいます。
すると外見は「いい子」となるのですが、人と心からのコミュニケーションがとれずに疎外感や孤独感、また自己重要感を感じられなくなります。
これらは自己否定感につながり、多くは病気となって表れます。
当然ですが、うつ病や自律神経失調症などは特に多く表れます。
そして、病気でいることが目的になってしまうので、施術した後に「思わしくない反応」を自分自信で出してしまうことが考えられます。
しかもこれを患者さんは無意識に行っています。
こういう人への対応は、F先生が思っている通り、ラポールを取ることが重要です。
しかし非常にラポールが取れにくい人達なので難儀します。
コツは相手の言うことを否定しないということです。
明らかに事実と違うことでも
「●●さんはそう思うのですね」
「●●さんはそう感じるのですね」
という言い方で、相手の気持ちを尊重することに注意を向けます。
この際、母親が話に割り込んできますので、治療する際は問診の時から母親には待合室で待ってもらうといいでしょう。
非常に時間はかかりますが、このようなことを続けていると「自分の意見を言ってもいいんだ」と思えるようになってきます。
また心理療法では、NLPのタイムラインを行い、子供時代に「どんな言葉を言いたかったのか」を思い出してもらい、それを口に出して言ってもらうということもいいでしょう。
もしくはどんな言葉をかけて欲しかったのかを行ってもらい、F先生がその言葉をかけてあげます。
しかし、これも最初のうちは本人は思い出せないと思いますので、子供の頃にどんなことがあったのか、どんな言葉に傷ついたのかなどを聞きながら思い出す必要がありますので少し時間とセラピー技量が必要になります。
以上の返答を行いました。
コースに参加していないと理解できない言葉があったかと思いますが、心理学・心理療法・手技・話し方・など、うつ病や自律神経失調症に関する全てのことを学ぶので、非常に深く勉強できます。
また、会員はこのようにして情報の共有化を行っております。
日本自律神経研究会 代表 鈴木直人