2013年03月のメルマガ

遺伝と環境 日本自律神経研究会 No.81

配信日:2013.03.18

こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。


先日、ある医療ニュースで自閉症とADHDとうつ病と躁うつ病と統合失調症の病気に、共通する遺伝的危険因子が存在する可能性があると、ハーバード大学のある教授の研究で分かったそうです。


このようなことはよくあることで、勉強になることはなりますが、遺伝子レベルですと、知ったところで我々には何もできません。


と言いたいところですが、それは違います。


では、その遺伝的危険因子があると必ずうつ病になるのか?
必ず自閉症になるのか、必ず躁うつ病になるのか、というところですよね。


多くの場合、この質問の答えはNOです。


病気とは、遺伝と環境の相互作用でなるものです。


結論を先に言いますと…


遺伝○ 環境○ 病気○
遺伝× 環境○ 病気△
遺伝○ 環境× 病気△
遺伝× 環境× 病気×


ということです。


遺伝的危険因子があったとしても、環境が良ければならないことだって多いはずです。


もちろん、環境が良くてもなることはある病気もあるでしょうが、我々に出来ることは、心や体を含めた患者さんの環境を整備することです。


それには幅広い知識や経験が必要になります。
お互いこれからもがんばりましょう。


日本自律神経研究会 代表 鈴木直人


レベルアップセミナーの技術 日本自律神経研究会 No.80

配信日:2013.03.12

こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。


卒業者対象のレベルアップセミナーで行うテクニックが決定しました。


経絡のタッピングを使った、患者さんの精神的ストレスを減らす方法をご紹介します。


一般的にいうとTFTやEFTが有名ですが、体をコントロールしてうつ、不安、トラウマ、強迫などを改善させるという、我々の立場からいうと、とても患者さんに使いやすいテクニックです。


レベルアップセミナー4


日本自律神経研究会 代表 鈴木直人


ソマティック・カウンセリングセミナーDVD 日本自律神経研究会 No.79

配信日:2013.03.08

こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。


先月行ったソマティック・カウンセリングセミナーのDVDの販売準備が整いました。


鈴木が行っているカウンセリングを学びたいと思う方はこちらをご覧ください。


ソマティック・カウンセリングセミナー


日本自律神経研究会 代表 鈴木直人


顎関節症とうつ病・自律神経失調症の関係 日本自律神経研究会 No.78

配信日:2013.03.04

こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。


うつ病や自律神経失調症の方で、顎関節に不具合を感じている方は、自覚している方、無自覚の方も含めると、最近ではおそらく90%ぐらいはいるでしょう。


これが分からないかった昔は、うつ病や自律神経失調症の治療をしても改善があまり見られない患者さんには、顎関節症の治療をしていました。


しかし今では、初診の時から顎関節症を視野に入れて治療をしています。


なぜ、顎関節はうつ病や自律神経失調症に関係するのでしょうか。それは…


  1. 顎関節の付近の神経はすべて脳神経であること。
  2. かみ合わせの力の焦点が篩骨に集まること。
  3. 動物のストレス反応には「咬む」という行動があること。

からです。


まだありますが、大きなところはこれぐらいです。
それぞれを簡単に説明いたしますと…


1.顎関節付近の筋肉は、三叉神経、顔面神経、迷走神経、舌咽神経、舌下神経など、多くの脳神経が、知覚・運動・自律神経反応をコントロールしています。
そのため、脳の機能低下が顎関節に影響を与えたり、また、顎関節の不具合が脳にストレートに入いったりするために、顎関節はうつ病や自律神経失調症深く関係するのです。


2.下の歯は、若干内側を向いています。そのため、咬む力は少しうちに入るように働きます。
そして、下顎の力は上顎で止まりません。
そのため、その上の篩骨まで下の歯の咬む力は及びます。
篩骨は蝶形骨と隣接しており、蝶形骨は頭蓋骨の中央にあります。
そして、蝶形骨にはトルコ鞍もあり、ホルモンの司令塔である下垂体の位置を決めております。
篩骨がゆがむと蝶形骨に影響を与えて、下垂体から自律神経の乱れが起こります。


3.哺乳類はよく咬みます。特にストレスを感じると咬むという行動を行います。
この咬むという行動は、実はストレス回避の行動にもなっております。
ある実験で、ネズミにストレスを与えて、咬めるものを用意した時と、しなかったときとでは、咬めるものを用意した時の方がストレスはありませんでした。
咬めるものがなかったネズミは、ストレスに負けて胃潰瘍になりました。
このことから、咬むという行動はストレスと非常に関係していることが分かります。
ストレスがある方に、歯ぎしりや食いしばりがあるのもうなずけますね。


肩こりや腰痛などに顎関節が関係しているのは知っている方も多いでしょうが、うつ病や自律神経失調症にも関わりが深いのです。
ですから、顎関節症に対応できると、更にうつ病や自律神経失調症の患者を助けることができます。


もちろん、顎関節症の治療をしなくても治る方は大勢いますが、「この患者さんはなかなか治らないな~」という方がおりましたら、顎関節症の治療をする必要があるかもしれません。


顎関節症の初級コース・中級コースが始まる前の3月13日に、19:00~21:00で顎関節症コースの体験セミナーを東京で行います。


そのさい、もっと詳しいことをお話し、技術もお教えしますので、顎関節症の治療に興味のある方はぜひご覧ください。


体験セミナーの申し込みは、下記ページの下にあります。


☆ 顎関節症テクニックセミナー


日本自律神経研究会 代表 鈴木直人




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