2013年07月のメルマガ

うつセミ 入門セミナーin大阪のご報告 日本自律神経研究会 No.96

配信日:2013.07.23

こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。


7月21日にうつ病・自律神経失調症対応セミナーの入門セミナーを新大阪で行ってきました。


おかげさまで、アウェイと思っている大阪で満席になり、大阪に親近感が湧いてきました。
といっても鈴木は昔、大の阪神ファンだったので大阪は好きなのですが…。
バース・掛布・岡田のクリーンナップは最高だったな~。笑


今までは、たまにプラクティショナーコースが始まる前に東京で2時間の無料セミナーを行っていましたが、今回は有料にしていただいて4時間のセミナーにいたしました。


4時間あったので、ものすごく濃い内容をお伝えすることができました。
知識的なものは基礎から応用までお話し、技術も明日から使えるものを2つ教えられ、セラピーも公開すること出来ました。


参加者の感想文も大変良かったと書いていただき、自分自身でも大変いいセミナーができたとも感じました。
思わず、新大阪のホームで西日が当たる中、缶ビールをプシューッと開けてしまいました。笑


一部、公開の許可をされたセミナー参加者の声をご覧ください。


  • 「あっという間に全部の謎が解けたという気持ちよさと安心感がありました。」
    リラクゼイションサロンオーナー Y・Sさん
  • 「自分の出来る限界の見極め方や接し方を具体的に知ることができました。」
    鍼灸師 C・Iさん
  • 「うつ病や自律神経失調症に限らずいろんな患者さんに使えるところがよかったです。」
    柔整師 S・0さん
  • 「実際の具体例を挙げながら説明してもらえたので自分なりに取り入れることができました。」
    心理カウンセラー H・Nさん
  • 「説明が明確ですぐに実践できる方法も教えていただき、ビフォアー・アフターも分かりやすかったです」
    ボディセラピスト Y・R 
  • 「うつや自律神経失調症に対して非常に分かりやすく説明していただき納得といった感じです。」
    整体師 匿名希望

このような感想をいただいた入門セミナーは4時間でしたが、プラクティショナーコースでは5時間×6回の30時間ですから、比較にならないほど多くの事が学べる内容となっております。
ご感想でもあるとおり、鈴木は分かりやすく説明するのが得意です。
ですから「私には難しいかも」と思っている方でも「なるほど、そうか!」と納得して受講できるでしょう。


入門セミナー中やセミナー後に色々な先生とお話をすると、全日程30時間は内容が充実していていいのだけれども、日程を合わすのが大変だという声をたくさん聞きました。


そのため、参加されたいけれども日程が合わないという方のために、後日、日程が合わない方に集まっていただき補講することにいたします。
申し込みをしていただくさいに、意気込みを書く欄がありますので、そこに日程が合わない日をお書きください。
後日、補講日を調整いたします。


大阪でのプラクティショナーコースの申込みはこちらになります。


さて、満席で好評だった大阪のうつセミ入門セミナーですが、福岡の入門セミナーは、まだまだ空きがあります。笑
しかも、セミナー会場に空きがなかったので、大阪の2倍の広さがある会場しか取れなかったのです。^^;
福岡近辺の先生、うつ病や自律神経失調症にご興味がある先生がおりましたら、ご紹介していただけると助かります。


日本自律神経研究会 代表 鈴木直人


体から心に2 日本自律神経研究会 No.95

配信日:2013.07.16

こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。


今回は前回の続きです。
なぜ、うつ病や自律神経失調症を体からアプローチするのかを脳機能学的にお伝えします。


治療業界の方なら、脳は3層に分けられるのは多くの方がご存知だと思います。
これはポール・マクリーンという方が「三位一体脳説」の中で、脳の構造を右脳と左脳だけではなく横断的に分けた説で、今では一般的な知識となっています。


その三層とは、内側から 脳幹 ・ 大脳辺縁系 ・ 大脳新皮質 ですね。


最近は脳などの本も多く出ており、一般には
脳幹...爬虫類脳
大脳辺縁系...哺乳類脳
大脳新皮質...霊長類脳
と書かれています。


脳幹は自律神経の大元ですが、ここでは分かりやすくするために「体の脳」としておきます。
それに対して、大脳辺縁系は「心の脳」、大脳新皮質は知性を司るので「頭の脳」としておきます。


全ての動物には脳幹が存在します。
体の脳である脳幹が存在しなければ、心臓も動かせないし呼吸もできません。
ですから、トカゲでも犬でも人間でも脳幹が存在します。


そして、大脳辺縁系が存在しなければ、心はありません。
つまり、喜んだり悲しんだりなどの感情はないのです。
トカゲにはほぼ辺縁系がありません。
ですから、トカゲは笑ったり悲しんだりしません。
敵が来たりしたら怒ったりしていそうですが、あれは感情ではなく、生き残りのための本能による反応にすぎないのです。


そして、大脳新皮質がなければ知性を発揮することはできません。
サルなどは人間に近いですが、どんなに教育しても知性には限界があります。


さて、ここでは重要なのが、脳幹と大脳辺縁系と大脳新皮質のなかで、どこが生命として重要なのかということです。


それはもちろん脳幹です。
脳幹が働かなければ死んでしまいます。
ですから優先すべき脳は脳幹なのです。


そして脳幹は先ほどお伝えしたように体の脳です。
体の色々な所を自律神経によってコントロールしています。
つまり、体を治すということは、脳幹を正常に働かせるということにつながるのです。


うつ病や自律神経失調症の方にカウンセリングを行い効果が出ない場合でも、体からアプローチして効果が出せることが当院では多々あります。


ですから、我々のような体を扱う職業をしているということは、うつ病や自律神経失調症の方たちをたくさん助けてあげられる可能性が高いのです。
もちろん、そうなるには専門的な教育を受ける必要がありますが、将来、うつ病や自律神経失調症の方をより多く改善させられる人は、脳の機能的な観点から見ても我々治療家だと鈴木は感じています。


日本自律神経研究会 代表 鈴木直人


体から心に 日本自律神経研究会 No.94

配信日:2013.07.09

こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。


まずはお礼です。
おかげさまで、7月21日の大阪入門セミナーは定員まであと1名となりました。
ありがとうございます。


さて、今回はうつ病や自律神経失調症へのアプローチの基本をお伝えします。
ずいぶん前ですがお伝えしたことがありますので、知っている方は復習をかねてお聞きください。


なぜ、うつ病や自律神経失調症を体からアプローチするのでしょうか。


ストレスを抱えている人は、思考や感情にかたよりがあることがほとんどです。
例えば、ついネガティブに考えてしまうというのは、思考のかたよりです。
そして、つい我慢してしまう、ついイライラしてしまうというのは、感情のかたよりです。


これらがストレスとなって大きくなり、うつ病や自律神経失調症になるのです。


では、思考と感情のかたよりをどのようにアプローチすればいいのでしょうか?
ここで多くの方は「思考は思考に」、「感情は感情に」という具合に直接アプローチしてしまいます。
しかし残念ながらこれではうまくいかないことが多いのです。


例えば、ついネガティブに考えてしまう人に、「ネガティブに考えないで」といってもなかなかその通りにはできません。


イライラする人に「イライラしないで」といってもイライラしてしまいます。
つい我慢してしまう人に「我慢をしないでもっと自分を出さなきゃ」といってもなかなか思う通りにはできません。


なぜできないかというと、実は体にそのようなパターンが染みついているからなのです。
ですから、まずは体を変える必要があるのです。


例えば、ネガティブの方は体が快活に動ける人や快適な体を持っている人はほとんどいません。
つまり、そのような体なのでネガティブに考えてしまうのです。


これは我々の日常でもよくあることです。
例えば、胃が3日間ぐらい痛いと「ひょっとして胃ガンかな?」とネガティブに考えることがあります。
つまり、胃が痛いという体なのでネガティブに考えてしまうのです。
胃が痛くなくなれば「胃ガンかもしれない」というネガティブな思考は消えています。


ですから、イライラする人はイライラする人の体を持っていて、我慢してしまう人は我慢してしまう体を持っているのです。


姿勢を整えてあげるだけでネガティブな思考がなくなることはよくあることです。
所要時間はほんの10分程度です。


このように、感情や思考のかたよりは、それぞれに直接アプローチするよりも体からアプローチすると改善がとても早いのです。


では、「なぜそうなのか」という疑問が湧いてくる人もいるかと思います。


次回は「なぜ体からアプローチすると思考や感情が変わるのか」を脳機能学の観点からお伝えいたします。


日本自律神経研究会 代表 鈴木直人


うつと収入と葉酸の関係 日本自律神経研究会 No.93

配信日:2013.07.01

こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。


今回は、うつと収入と葉酸の関係についてお伝えします。


最近の調査で、葉酸が不足するとうつになるという調査があり、そして収入と葉酸の摂取量はほぼ比例していると結果が出ました。


つまり、この調査は…


収入が低い
  ↓
葉酸摂取量が低い
  ↓
うつになりやすい


という結果になったそうです。


もちろん個人差はありますので、収入が高くても葉酸摂取量が少ない人もいるでしょうし、その逆もいるでしょうが、統計的に見たらこのような結果が出たそうです。


またこれに加えて…


収入が低い
  ↓
教育レベルが低い
  ↓
葉酸摂取量が低い
  ↓
うつになりやすい


という調査結果も出たようです…
なんか痛ましい現実を感じてしまう調査結果ですね。


とりあえず葉酸摂取は心がけたものです。


うつの原因は葉酸摂取量の不足だけではないので、この調査は微妙といえば微妙ですが、無視できる調査でもありません。


ちなみに、葉酸の多い食べ物はレバーや緑黄色野菜です。


日本自律神経研究会 代表 鈴木直人




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