2017年09月のメルマガ

不安の真の原因はこの2つ! 日本自律神経研究会 No.178

配信日:2017.09.11

こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。


前回のメルマガでお伝えしましたように、今回はページ数の都合上、本から削除した「不安」についてお伝えします。
不安の患者さんも多いと思いますので、参考になると思います。


実は不安には2つの隠れた原因があります。
それは安定と興奮です。


それではそれぞれを説明していきます。


<安定>
「不安なんだから安定しないのは当たり前」
と思いがちですが、ここでいう安定は'体'のことを言います。
体が安定しないと心も安定しなくなります。
つまり、不安になりやすくなります。


では、体の安定とは何なのでしょうか。
それは、「足」が非常に重要になっているということです。


足は構造上、体を支えております。
不安の方は、この足に意識がいっていない方が多いのです。
考えすぎや焦りがある方は、頭や腕などに意識がいっており、足が自分の意識から離れています。


つまり、足が自分の足と感じていないということが起きているのです。
このような方は、足の小指をタンスの角などにぶつけてしまったり、何気ないところで足が引っ掛かり、転びそうになったりする方も多いです。


このように、足に意識がいっていない状態が心を不安にさせます。
ですから、自分の足を意識して「自分の体は自分の足できっちりと支えているんだ」と感じながら立つことが重要になります。


ちなみに、このように立つことをグランディング、あるいはグラウンディングと言います。
これを続けるだけで不安が軽減していく方が多いんですよ!


<興奮>
興奮とは、簡単に言うと交感神経を働かせることです。
人はストレスがあると「穏やか」「リラックス」ということを心がけますが、実はこれだけではストレスに対処できません。
ストレスに対処するのは「興奮」です。


この興奮とは、自律神経の働きでいうと交感神経であり、感情で表すと「喜び」や「怒り」「憤り」です。


つまり、喜んだり怒ったりする感情を表現することで、交感神経が活性化して体も心も興奮するのです。
交感神経はストレスに抵抗するためのものですから、交感神経を鍛えていけばストレスに強くなります。


ストレスへの抵抗力が低ければ低いほど、人は不安になりやすくなります。


逆に、ストレスへの抵抗力が高ければ高いほど、不安になりにくくなります。


なぜなら、ストレスに強ければ、自分の身に危険が及んでも大丈夫と実感できるので、過剰に不安になる必要はないのです。


いかがでしたでしょうか。
不安には不安の背景がちゃんとあるのですね。


◆日本自律神経研究会、代表の鈴木が出版しました◆
『うつは「体」から治せる!』


日本自律神経研究会 代表 鈴木直人


今後のセミナー日程の一覧 日本自律神経研究会 No.177

配信日:2017.09.04

こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。


セミナーが込み合ってきましたので、日程順に分かりやすく整理しました。↓


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10月1日(日) 
グループコンサルティング(東京)


10月12日(木) 
クレニアル(頭蓋骨)入門セミナー(大阪)


10月18日(水) うつ・自律神経失調症 対応セミナー(東京)
マスターコース(6か月)
(以降 11/22、12/20、1/17、2/21、3/14)


10月23日(月)~25日(水)
特別ワークショップセミナー(東京)


11月5日(日)
グループコンサルティング(大阪)


11月28日(火)、29日(水)
レベルアップセミナー13(東京)
(近日中に募集開始)


2018年1月11日(木)
クレニアルテクニックセミナー(大阪)
初級コース3か月
(以降2/8、3/8)4月より中級コース開催
(近日中に募集開始)
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その他セミナーの詳細は、こちらよりご確認ください。


次回のこのメルマガは、ページ数の都合上、新しく出版した私の本から削除した、「不安」に関する原稿をお伝えいたします。


◆日本自律神経研究会、代表の鈴木が出版しました◆
『うつは「体」から治せる!』


日本自律神経研究会 代表 鈴木直人




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