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なぜ、クレニアル・テクニックが早く習得できるのか? 日本自律神経研究会 No.233
配信日:2022.12.20
こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。
2023年4月から『クレニアル(頭蓋骨)テクニックセミナー』を開催します。
クレニアル・テクニックは、うつや自律神経を扱うならばぜひマスターしておきたい技術ですが、
習得するには何年もかかると言われています。
しかし、日本自律神経研究会では9カ月で現場で使えるレベルの高度な知識や技術が習得できます。
< 日本自律神経研究会の教え方のこだわり >
頭蓋骨は機能解剖学的に、最大で0.8ミリほど動きます。
最大で0.8ミリなので、症状が酷い方は、これよりさらに小さな動きになります。
そのため、「手の感覚」が非常に重要です。
しかし私が大事だと思っているのは「手の感覚」よりも「イメージ」です。
「どの骨がどのように動くのか」
これがイメージできていないと、手の感覚だけではクレニアル・テクニックの習得が遅くなります。
こう気づいたのは十数年前にスタッフに教えているときです。
「頭蓋骨の動きが分かりません!」
こう訴えてくるスタッフ。
正直、覚えがいいとは言えないスタッフに、私はどうしたら分かるかを考え、ある指令を出しました。
1週間後そのスタッフは…
「頭蓋骨の動きをなんとなく感じるようになってきました」
と言ってきました。
この時に出した指令は、
- 私が作った頭蓋骨の動きを再現した映像を毎日1時間見る
- 患者さんがあおむけになった状態を想定して、 その動きを模型で再現することを10回行う
この2つでした。
頭蓋骨がどのように動くのかをイメージできれば、その動きをつかもうと無意識に感覚が活性化します。
ですから、私のクレニアル・テクニックセミナーは、解剖学の時間が非常に長いです。
細かいことをお伝えしていると、どうしても長くなってしまうのです。
そして復習がてらに同じことを何回も繰り返し見せます。
こうすることで視覚情報と触覚情報がリンクし、クレニアル・テクニックの取得は早くなるのです。
< なぜクレニアル・テクニックが自律神経の改善に良いのか >
この業界でクレニアル(頭蓋骨)と言えば、脳脊髄液です。
脳脊髄液は脳の中の液体で脳を循環しています。
頭蓋骨がゆがむと、この脳脊髄液の流れが滞ります。
流れを止めればそこには「圧力」が加わります。
脳脊髄系の流れる場所に第4脳室という場所があります。
この前面には迷走神経の神経核である「疑核」や平衡感覚をつかさどる「前庭神経核」があります。
脳脊髄液の流れが滞り「圧力」が加われば、これらの「神経核」が圧迫されその機能が低下します。
迷走神経は、副交感神経の80%の働きをしています。
そのため、「疑核」の機能が低下すれば自律神経失調症になります。
また、自律神経失調症に多い「めまい」ですが、「前庭神経核」が圧迫され機能低下を起こせば「めまい」となります。
脳脊髄液の流れが滞ったために起こる「圧力」はこれ以外の神経核にも圧迫を加えて、様々な症状を作ります。
悪化すれば精神症状へと進み、うつや不安などで悩まされることになります。
そのため、うつや自律神経失調症に対応するにはクレニアル・テクニックは必須の技術になるのです。
クレニアル・テクニックにご興味ある方は、2023年4月から開催する『クレニアル(頭蓋骨)テクニックセミナー』をどうぞご検討ください。
< 参加者の声 >
- 今まで学べなかった頭蓋の技術と知識が身につくセミナーです。
解剖が細かく学べるのでわかりやすく、頭や硬膜の動きを理解できました。
いくつかの頭蓋のセミナーはでてきましたが、ここまで細かく教えていただいたのは初めてです。
(茨城県 柔整師 H.K先生) - 初級とは言えないくらいの深い内容だったと思います。
今まで分かっていたと思っていた基礎的な知識や手技が出来ていない所が明確になり、また全体的に理解度とレベルが高まったと実感できたのが良かったです。
(千葉県 鍼灸師 真継善久先生) - 初歩から教えてもらえるので、わかりやすくて良かったです。
理論・解剖学を知りたかったので、こういうセミナーを探していました。
解剖学も何度もやったり、復習しながら進むので確認ができて理解度も深まった気がします。
(神奈川県 整体師 Y.A先生)
日本自律神経研究会 代表 鈴木直人