2011年12月のメルマガ
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痛いとこ探しと不安探し&インタビュー 日本自律神経研究会 No.49
配信日:2011.12.22
こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。
あなたの患者さんには痛いとこを探す癖のある人がいませんか?
例えば「肩をこうやったらここが少し痛いんですよ」とか、「昨日は右腕が少し痛くて、少し経ったら左の太ももが痛くて…」など、色々と痛いところを探してしまう方がいます。
このような方は自律神経の狂いがあると思われますが、今回は痛いとこ探しではなく「不安探し」についてです。
痛い思いを長年していると、ついつい「痛くないかな?」と痛いところを探してしまいますが、長いこと不安でいると「今、私は不安なのかな?」と自分の中に不安がないかどうか探してしまう方がいます。
不安症の方はこれを止めないと、「不安になるかもしれないという不安」になってしまいます。
このような多くの方は、自分が不安を探していることに気づいていません。
まずはラポールが取れたら、「不安をわざわざ探していませんか」と質問してみましょう。
そして、不安を探そうと思ったら、「不安があったとしても、探さないと分からないぐらい小さな不安は誰にでもあるものと考えてみましょう」と伝えてみて下さい。
この不安探しは、こちらのブログに詳しく書いてありますので、ご覧ください。
このブログは、鈴木の患者さん向けのメルマガの内容なのですが、登録するとあなたのメールアドレスに届くようになります。
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●インタビュー
11月に墓石業界の方から、社内のうつ病対策のインタビューを受けました。
プラクティショナー以上の方も知識として知っておくと、会社の社長さんや幹部の方が来院されたときに話の一つとして役に立つでしょう。
うつ病や自律神経失調症の専門家としての幅を広げるのに参考にしてください。
これが日本自律神経研究会の今年最後のメルマガとなります。
今年一年、ありがとうございました。
良いお年をお向かい下さいませ。
日本自律神経研究会 代表 鈴木直人
心の選択肢 日本自律神経研究会 No.48
配信日:2011.12.15
こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。
まずはお知らせです。
レベルアップセミナーDVDの先行販売割引は本日15日(木)までですので、ご購入をする方はお忘れのないようにお願いします。
ところであなたは、「どうしてこの人は、こんな考え方するんだろうか?」と思ったことはありませんか?
例えば患者さんや知り合いなどで…
- 何かというと人のせいにする
- 何かというと怒る
- 何かというと泣く
- 何かと我慢しすぎる
- 病気が回復していないのに、仕事をバリバリしようとする
- 自分の病気が回復していないのに、人の世話をしようとする
なぜ、その人はいつも同じパターンを繰り返すのでしょうか。
実はそれ、その人の問題解決法なのです。
多くの方は問題解決法を一つしか持っておらず、そのために、どの問題にも同じ問題解決法を使ってしまうのです。
人は3歳から4歳ぐらいに自我が形成されるのですが、自我が形成されると問題が起こります。
つまり、自分のやりたいことや成し遂げたいことがうまくいかないということが起こります。
例えば「お菓子が食べたい」と思っていても親が止める。
本人にしたらこれも問題になります。
そして、このような問題が起こった時にどのように乗り越えていくか、これがその人の問題解決法になっていきます。
幼少のときは試行錯誤で問題解決法を探しており、15~18歳ぐらいまでには自分の得意な問題解決法が形成されます。
子供が「お菓子が食べたいときに食べられない」という問題をどのように解決するかというと…
- 泣くことでお菓子がもらえた。=母親に助けられた。
- 怒ることでお菓子がもらえた。=母親が渋々ながら協力してくれた。
- 我慢することで褒められた。=母親から注目を浴びられた
このようなことが十数年積み重ねられていき、うまくいくパターンとうまくいかないパターンを無意識に判断し、得意なパターンだけを無意識に使うようになります。
成長すると「母親」と書かれた部分は「友達」や「先生」など、人間関係が母親や家族以外の人にまで広がってきます。
つまり…
- 何かというと人のせいにする人は、人のせいにすることで問題を乗り越えてきた
- 何かというと怒るという人は、怒ることで問題を乗り越えてきた
- 何かというと泣く人は、泣くことで問題を乗り越えてきた
- 何かと我慢しすぎる人は、我慢することで問題を乗り越えてきた
- 病気が回復していないのに、仕事をバリバリしようとする人は、勉強や仕事など、行動することで乗り越えてきた
- 病気が回復していないのに、人の世話をしようとする人は、人を助けるということで問題を乗り越えてきた。
重要なことは…
今の問題が、はたしてその人の得意な問題解決法を使うことが適切なのかということです。
例えば、泣くことで問題を乗り越えてきた人が仕事で失敗をしたとします。
その人の上司が怒ることで問題を解決してきた人だとすると、さぁ大変です。
上司が怒れば怒るほど、部下は泣くことになります。
「泣いてばかりいるなー!」 とか
「泣いたって問題は解決しないぞー!」
「泣けばいいってもんじゃないぞー!」
と怒鳴ります。
つまり、上司の問題解決法である「怒る」ということで、部下は自分の問題解決法を否定されるという「さらなる問題」を突きつけられるので、もっと泣くことになります。(笑)
(笑)と書きましたが、はたから見れば笑えますが、当の本人たちは自分の問題解決法が問題解決にいたらないので非常にストレスを感じます。
これらのストレスを外に吐き出せる人はまだいいのですが、吐き出せない方は体の症状として吐き出そうとします。
イライラしたり、不眠症になったり、頭や胃が重たかったりする不定愁訴のほとんどは、これらのストレスで起こる自律神経症状なのです。
心に選択肢がないと、同じ選択ばかりを使うことになりますので、このようなことに陥ることになります。
「あなたの周りで繰り返し起こる問題はありませんか」
この質問を自分にも患者さんにもする必要があり、問題解決法は他にも多様にあることを学ぶ必要があるのです。
日本自律神経研究会 代表 鈴木直人
第5回プラクティショナー卒業 日本自律神経研究会 No.46
配信日:2011.12.08
こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。
昨日、第5回自律心体療法プラクティショナーコースが終了いたしました。
みなさん、無事に卒業され、鈴木もうれしい限りです。
鈴木はもともと出し惜しみ出来ない方ですが、最上級コースのアドバンスコースを行った後のすぐのプラクティショナーコースだったので、初回からいきなり深~い話しをしてしまい、大丈夫かな?と思っていました。
しかし参加者の感想を見ると、理解できていたようです。
まだ一部しか掲載できませんが、ご興味がある方は、参加者の声をご覧ください。
未知の分野である自律神経失調症やうつ病の方に対する具体的な整体法、会話の仕方等を教えていただきありがとうございます。
実践することにより元気になっておられる方がいます。
★整体師 小原志津子先生
患者さんへの対応だけでなく、自分自身の知らなかった一面にも気づくことができ、とても自分のためになりました。マスターコースもぜひ参加します。
★あん摩マッサージ師 橋本輝先生
受講する前には自律神経失調症というものが何なのかも知らずにいたのですが、私自身が子供のころから自律神経失調症だったことが分かるとともに、これまで何名もの患者さんが治らずに去って行ったのも自律神経失調症だったことが分かり、今後は対応できる方がぐんと増えました。
★カイロプラクター・整体師 日比亨先生
自律神経失調症やうつ病に対する知識・ワーク・テクニックとバランスよく学べてよかったです。
前半の質問コーナーでは、鈴木先生の幅広いお話を聞くことができてたいへん勉強になりました。
テクニックも使いやすいものなのでよかったです。
★整体師 SI先生
自律神経について無知だった私ですが、この半年間で様々な知識、技術を得ることができました。
特にセラピーはおもしろく、毎回楽しみながら受けることができました。
内臓のアプローチも学べてスキルアップできました。
★整体師 YT先生
毎回楽しみで難しいと思っていましたが、少しの練習で出来るようになってきている自分がうれしいです。
鈴木先生はどんな小さな質問にもその奥に隠された問題を見つけるのがすごいと思いました。
どんな問題が起きても鈴木先生に質問すれば大丈夫という安心感が得られました。
★整体師HI先生
昨日いただいたアンケートですので、一部しか掲載できませんが、非常にうれしい言葉をいただきました。
多くの方がうつ病や自律神経失調症に詳しくなり、ストレス社会で困っている患者さんたちを一人でも多く元気にさせてあげられたらと思います。
日本自律神経研究会 代表 鈴木直人
卒業後も勉強です。レベルアップDVD販売 日本自律神経研究会 No.45
配信日:2011.12.01
こんにちは、日本自律神経研究会(JANA)の鈴木です。
11月9日に行った「うつセミ卒後勉強会、レベルアップセミナー」のDVD販売準備が整いました。
購入できる方は、うつ病・自律神経失調症 対策テクニックコースのプラクティショナーコース以上の卒業生のみになります。
日本自律神経研究会を退会された方でも、プラクティショナーコース以上を卒業された方ならご購入できます。
コースを卒業されていなくても、プロモーションビデオだけなら見ることが出来ますので、雰囲気を感じられると思いますので下記サイトをご覧ください。
プロモーションビデオ、セミナーの詳細、DVDのご購入はこちらから。
先行割引販売期間は12月15日までです。
よくあることですが、あるテクニックを学んでも、1年もするとその学んだ大半の事は忘れてしまいます。
ごく一部だけ、日常の治療で使っている技術や知識だけしか覚えていない。
これではせっかく学んだものがもったいないないですよね。
日本自律神経研究会では、コースを卒業した後もレベルアップセミナーと題して、卒後勉強会を開いております。
そのため、コースで学んだことの応用編や更なる新しい知識や技術が学べるようになっております。
遠方の方でもレベルアップセミナーDVDの販売がありますので、コースさえ卒業されていれば、新しい知識や技術を遠方にいながらにして学ぶことが出来ます。
今まで全てのコースが満員御礼でしたが、来年1月から始まる第6期プラクティショナーは、参加枠がまだ空いております。
次回の7月からのコースはマスターコースになるため、プラクティショナーコースは行われません。
次回のプラクティショナーコースを参加しようと思われた方、次回のプラクティショナーコースの開催は、一年後の2012年の1月からになってしまいます。
参加枠が埋まる前に、早めにお考えください。
日本自律神経研究会 代表 鈴木直人